入院のご案内

入院の対象となる方

当院は『医療療養型』の病院ですので、急性期の病院にて治療を受けた後も継続して慢性期の治療が必要な方に入院していただくことができます。
入院期間の日数の制限は設けておりませんので、医療が必要な状態である限り安心して長期の療養ができます。なお、健康保険を利用しての入院となり介護保険は利用しませんので、入院の際に介護認定を受ける必要はありません。

具体例

  • 循環動態および呼吸状態が不安定なため、常時、動脈血酸素飽和度、血圧、心電図、呼吸等の観察を医師および看護師により24時間体制での監視・管理を必要とする状態
  • 中心静脈栄養を実施している状態
  • 人工呼吸器を使用している状態
  • 酸素療法を必要とする状態
  • 特定疾病に罹患している状態(筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、パーキンソン病で重症分類ステージ3以上、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺など)
  • 気管切開または気管内挿管が行われている状態
  • 1日8回以上の喀痰吸引を行っている状態
  • 1日3回以上の血糖検査が必要な状態

入院の流れ


	01 入院相談
	02 診療情報提供書ご提出
	03 入院面談
	04 入院微調整
	05 入院当日

01入院相談

日進南病院に入院をご希望される方は外来診療にて医師の判断を行いますので一度ご相談ください。現在入院中で入院を希望される方は、入院中の退院調整窓口までご相談ください。

02診療情報提供書ご提出

現在のかかりつけの医師に書いていただきます。診療情報提供書により入院の可否を「入院の対象となる方」をもとに決められていただきます。看護サマリーなどもあれば合わせてご提出ください。

03入院面談

入院に関する書類のお手渡し、入院費や入院生活の話をさせていただきます。入院される方の最近の状態や家族構成、連絡先などの聞き取りも行います。ご希望の方は院内見学もできますのでお申し出ください。面談時には入院される方の保険証や各種助成証明書をご提出ください。

04入院微調整

ご家族や現在入院されている病院と相談し、日進南病院への入院日を決めていきます。当院の入院日は原則として平日の午前中になります。

05入院当日

入院されるご本人様とご家族の方でご来院いただきます。面談時にお渡しした書類と保険証情報のご提出をお願い致します。転院の方は退院証明書・診療情報提供書・各種サマリー(サマリーはある場合で結構です)・お薬のご提出をお願い致します。

入院に必要なもの

  • パジャマ、肌着、靴下  各5枚ほど  (衣類は季節ごとの入れ替えをお願い致します)
  • プラスチックのコップまたは湯呑み
  • 電気髭剃り器(男性の方)
  • ティッシュペーパー
  • リハビリシューズ(お持ちの方)

※洗濯代などの詳しい料金は直接お問い合わせください。

入院中のお願い

治療上のこと(食事を含む)については主治医、看護師の指示に従ってください。私物は患者さまでの管理になりますので貴重品は持ち込まないようお願い致します。また、患者さまの誤嚥性の問題・衛生上の問題により食べ物のお持ち込みは原則禁止とさせていただいております。生花・鉢植えなどの持ち込み、オムツの持ち込みも行えませんのでご了承ください。

入院中の生活について

リハビリテーション

日進南病院では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が患者様の症状・身体機能状態に合わせた緩やかなリハビリを行っています。

リハビリテーション

嚥下訓練(えんげくんれん)

『お楽しみ程度でもお口から食べられるように』というモットーのもと、言語聴覚士が患者さまに呑み込みの訓練を行います。

嚥下訓練(えんげくんれん)

お散歩・日光浴

患者さまの状態を見ながら適宜お散歩や日光浴を行います。日進南病院には屋上に日光浴をするための「ひなたばっこ広場」が設けられています。お天気の良い日は体の負担にならないように気をつけながら、太陽の光を浴びます。

お散歩・日光浴

入浴

日進南病院では体が動かしにくい患者さまでも温かいお湯に全身疲れるよう設備を整えています。寝たまま入浴も可能なストレッチャーを複数ご用意しています。

入浴

食事

綺麗な広い食堂で、患者さまが集まって楽しく食事を行っていただきます。状態に応じて食事介助をしております。食事は患者さま一人一人に合わせた食事形態で提供しています。

食事

入院中の食事について

当院では患者さまに合わせた食事形態でお食事を提供しています。他病院・他施設でペースト状の食事しか食べられていなかった患者様でも、嚥下機能の評価によっては形のある物が食べられる患者様もいらっしゃいます。そのため、まずは患者さまの嚥下状態を言語聴覚士が評価し、どの程度の栄養が必要なのか、他職種共同で患者さまの食事の内容を考えています。管理栄養士は医師・看護師・介護士・リハビリスタッフ・薬剤師・ケアマネージャーなどの他職種から情報を得て、患者さまの低栄養のリスクを判断し、栄養状態を評価し、個人に合った、栄養補給の方法を考えています。食事の内容は個人の嚥下機能に合わせて対応しています。また、直接会話が出来ない患者さまの場合はご家族からの情報は非常に大切な為、今現在どんな状態なのか、好き嫌いの有無など、情報提供のご協力をお願いします。

普通食

普通食

一口大

一口大

きざみ

きざみ

粒マッシュ(少し粒の残るペースト状の形態)

粒マッシュ(少し粒の残るペースト状の形態)

嚥下困難・訓練食(食事の量が食べられないが経口摂取を維持する目的の食種)

嚥下困難・訓練食
(食事の量が食べられないが経口摂取を維持する目的の食種)